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即興詩

即興詩#30

あなたの手は聖母の手 差し出されれば今すぐにでもつかみたい あなたの瞳は聖母の瞳 見つめられれば今すぐにでも恋におちる この世界にたった一枚の癒し人 きっと、遠い昔あなたは存在したであろう人 人があなたのことをなんて呼んでるか知ってるかい? ライ…

即興詩#29

あなたの今は、僕の未来 お世話する側、される側 巡り巡って、お互い様 あなたの今は、誰かの未来 そうやって、時代はまわっていく… やっぱり、そうお互い様… やがては来るから、覚えておれ! あなたはそれを教えてくれる人 思い上がるではないと、教えてく…

即興詩#28

明日吹く風 生まれたばかりの風の子 今は吹き方すら分からず、泣き散らすように吹いているけれど、 いずれ、愛する人に優しく吹く風になろうと頑張っている風… 明日照らす太陽 生まれたばかりの太陽の子 今は照らし方すらわからず、あたりかまわずジリジリこ…

即興詩#27

今こうしているときでさえ、君を利用しようとしている あざやかな手口を使って… 君の若さすべてが眩しくて、後ずさりしてしまいそうになって 思わず足をすべらせた小説家 それは恋でもなくて、愛でもなくて、じゃあ、何なの? それは私にインスピレーション…

即興詩#26

あれは遠い昔… 強い風がどこからともなく吹いてきて 妹は吹き飛ばされ 弟は投げ飛ばされ 兄だけ隠れて、ただひとり・・・ 誕生日おめでとう・・・ 誕生日おめでとう・・・ ゼンマイを巻いて 同じ言葉を繰り返すだけのオモチャが クルクル、クルクルと回り過ぎて めま…

即興詩#25

こうしていることに何の意味もないけれど、ひどく寒い夜だから、君の背中でもいい…温まりたい 今夜も長い線路を貨物列車が走る…たくさんの乗客たちを乗せて… あの人たちは、どこへ行くの… さぁ、知らないよ… 風が吹いて、ヒラヒラ、誰かの手から離れた切符が…

即興詩#24

今日もデスクの上にばらまかれるニュースたちをハサミで切り刻んで、大きな袋の中に入れる人がいる 袋の中に手を入れて、一番最初につかみ出されるニュース… それが今夜のトピック… テレビの中のキャスターが世界の情勢をさも難しそうな顔で話している 世界…

即興詩#23

空から下を眺めている天使 寂しそうに頬杖ついて、ハッとこぼしたため息は雨粒になってこの街を濡らした ここは君の住む街 ほら、ごらんよ!あの天使を まさか、ボクが見えるの? 慌てて隠れるボク… そう…ボクは落第生の天使 君に気づいてほしかった天使 早…

即興詩#22

あれこれ悩みすぎた昨日までの僕は なんとか人生に意味をもたせようとして 生まれてきたことに意味をもたせようとして 今こうしていることに意味をもたせようとして そんなこと 悪戦苦闘していた… 明日にはそのすべてを忘れる人になりたい 今までをすべて忘…

即興詩#21

明るい通りは歩きたくないと 青年はいつも夜ひとり、イーストエンドの深いところへ 永遠に語られることのないポエトリーリーディングは、誰がための生の言葉… 安いパブにたむろする機嫌の悪いフーリガンは 今夜のサッカーの勝敗だけを気にしている 勝てば、…

即興詩#19

太陽の匂いを知っている? ほんとに知っている? 君が今までずっとどこにも出なかったのは、冬のせいにできるけれど、 ドアの向こう、季節は春 すぐそこに春 いろんな人に出会いたい…芸術家以外の誰かに… その願いは叶えられる 外は危険がいっぱいあるけれど…

即興詩#18

焼けた砂漠に足跡が続いている 高いところから低いところへ 低いところから高いところへ どこから、やってきたのか… 年老いた旅人に、砂漠の夜は怖いものだと、太陽は告げた… おかえりなさい…ここは夜にはとても冷え込む…あなたは死んでしまう… 方向をなくし…

即興詩#17

自分のためだけに生きていけるほど、強くなくなってしまったのは、いつの日か… 自分のためだけに生きていくのは、つまらないと… 自分のためだけに愛しても、寂しいと… 男は夕暮れの公園…ブランコに乗って、ギコギコ… 風にのって、鼻をくすぐった、どこかの夕…

即興詩#16

買ったばかりの真っ白のノートをひろげて 書きたいことは山ほどあるような気がして 目は宙を泳いだまま そして、言葉がうまく紡ぎ出せずに困っている… 言葉を紡ぎ出し、おくりとどける人になんてなれない… 例えば、日記など書こうものなら… あ〜と、ため息が…

即興詩#15

ハァ、ハァ… 雪の中で奏でられる、ふたつの白い息の協奏曲 ふりかえり、ふりかえり 足跡はより深いところへ もつれて、もつれて それは追うものと追われるものの宿命の迷路 先に抜け出せるのは、どっちか… 雲の切れ間から陽がさしこんだなら、それは終演の合…

即興詩#14

世界中を見渡せば、 そこには見なれないものがいっぱいあることを教えてくれた… 文化? 伝統… 宗教? 思想… どれでもお好きなものをお好きなぶんだけ… 言葉がいっぱい…顔がいっぱい… 勉強したい…触れてみたい… それはほんの興味本位 もし、勉強して…触れてみ…

即興詩#13

サブテラニアン… 私はここにいるから、お探しにはならぬよう… 自分でそうしたのだから、放っておいてほしい… 闇夜に響く靴音… サブテラニアン… サブテラニアンの壁には、たずね人のポスター あいつもこいつも、ほんとうは帰りたそうな顔して とくに冷える今…

即興詩#12

今、遠くに消えゆく背中を見送れば 不思議なほどにすべてが愛しい なぜだろう?こんな自分に気付けなかった… つらいことも悲しいこともイヤなこともなんか忘れちゃったよ さよならは一度だけ…二度もいらない だから、黙っている… 縁はめぐり、誰かと出会い …

即興詩#11

僕たちが眠りから覚めて、ドアを開けば、朝一番の景色にひろがったのは、銀の世界 どこまでも、足跡ひとつついていないミルキーウェイ ボクもワタシも一番乗り 寒くてたまらずに、手に吹きかけた息はすべてを変えるケムリの魔法 遠くに広がる山々は白くお化…

即興詩#10

失われた週末 そこにいるは老人の亡霊 夕陽が差し込む部屋のなか 風がカーテンを揺らしてユラユラ ゆりかごの椅子を揺らしてユラユラ 本を閉じて、頬をつたうは、幾千のなみだ 完全な統治者など、どこにもおらず また、完全な勝者も敗者すらも、どこにもいな…

即興詩#9

僕は結局、自由になれなかった… ごらん、このザマ… 自由に飛ぶには、いささか不器用だったみたいな僕… 鳥になろうとして、なれなかった男… 飛んでいきたい空はあっちに、こっちにあるけれど… 空はどこまでも広くあまりある… 広すぎる空を前にしたら… 地図を…

即興詩#8

一生懸命に計算して考えながらやっているのに・・・ それが壊れる・・・ 壊れる時は一瞬だ・・・ あとかたもない・・・ 即興劇を生きている・・・ 即興劇の役者たち… あってないような脚本なんてすべてがト書きだらけ… セリフも与えられず… それでも誰もが懸命に演じようと…

即興詩#7

あの娘もあいつも下むいて指を動かしている… 何をさっきから真剣そうに…リズミカルな動き… 誰も何も言わない… それはルール…沈黙の時代のルール… 当然だと言わんばかりに沈黙にならされすぎてしまった子供たち… 口なんていらない… 食べるとき飲むとき、息を…

即興詩#6

くやしいくらいの青空… 空いっぱいの青… 君にも見せてあげたい青い空… そういえば、君の見ている青空と僕の見ている青空がどこかでぶつかる空があるという… そこに見える空はやっぱりくやしいくらいの青い空… 目を開けていても閉じていても、そこに見えるは…

即興詩#5

今や、偉大なレーシングドライバーを聞かれて、ローゼマイヤーの名を挙げる人なんていやしない… 彼の命日… その命日はとても寂しい… 彼の命日の前をただ、ただ通り過ぎていっただけの無数の車たち… それは、決して振り返ることを知らないスピード狂たち… キ…

即興詩#4

道に迷って同じところをぐるぐると周っている人がいる… 1回、2回、3回… 何度目だ?この景色… 手渡された地図の通りに歩いても、新しくできた道がいくらでもある… たどりつけない… やめてしまった仲間もいる… 昔からある道… 新しくできた道… どれも道には変わ…

即興詩#3

風が吹いている… どこから吹いてくる風なのか… 僕のしわくちゃでボロボロの旗… 汚れ過ぎてしまい…破れ過ぎてしまい… 今日までの僕はその旗を手に持って… ただ、ただ、立ちつくしていただけの荒野… あきらめて、立ちつくしていただけの荒野… 今がその時… この…

即興詩#2

地球儀、世界地図… 架空に引かれた線がいっぱい… 人差し指を指した北緯23度26分… 赤道と平行に引かれた、その場所こそ、北回帰線… 太陽が北回帰線に到達して、 昼の時間が、1年でいちばん長くなるこの日… さぁ、出かけよう… 太陽は待ってはくれないよ… …

即興詩#1

迷える船がまた1槽… 暗い海を… 何処にもたどり着けずにさまよっている… 寄せては返す荒波にカラダを痛めつけるしかすべもなく… さまよう果てに見えたのは、遠くでぼんやり光るあの灯台の灯り… さぁ、夜を照らせ! 今はまだ、遠くにいるおまえの来る場所はこ…