そして男は時計を捨てた・・・

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Picture book 「 海に生きた百姓たち」

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「海に生きた百姓たち」 (著・渡辺尚志 草思社)



百姓=農村というイメ-ジがあります。ですが著者は言うのです。「百姓=農民ではない」と。



なぜなら、かつて江戸時代には、漁業を中心とした百姓たちも存在したからです。そこには、舟と網。やってくる魚を捕るために知恵を絞り出し、漁民たちは自然と向き合います。


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そこには他の共同体との衝突、農地とは違って、分割することが難しい漁場を巡る利権争いなどがあり、人間の欲望から生み出される争いは、時代など関係なく引き起こされるものであることを思い知らされます。



生業を守るために権力に対して抵抗の声をあげていく江戸の漁民たちの姿をたくましく描いています。



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また、本の中で登場する明治生まれの実業家、渋沢敬三の民俗学研究の紹介。


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彼は、渋沢栄一の孫であり、青年時代に頻繁に滞在した伊豆半島の数々の漁村の姿を記した「豆州内浦漁民史料」も本の中で引用されています。



その中で、内浦の漁師たちは、カツオやマグロといった魚を連れてくる鯨に対して一種の尊敬の念を持っていたと渋沢敬三は記しています。



かつての漁村に生きた百姓たちの生き生きとした様子が紹介されている様子を見てみると、こう思わずにはいられません。



江戸時代の本当の主人公とは、百姓たちだったのかもしれないと・・・


海に生きた百姓たち 海村の江戸時代 [ 渡辺 尚志 ]

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