そして男は時計を捨てた・・・ひとり編集長の冒険

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浮世絵の謎 江戸時代の絵師たちが絵にこめたもの

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浮世絵は江戸時代に栄えた大衆芸術です。江戸時代の庶民にとって浮世絵とはまさしく現代ア-トだったのです。



江戸時代には人気があった5人の絵師がいました。



葛飾北斎、東洲斎写楽、喜多川歌麿、歌川広重、歌川国芳。


彼らは、同じ浮世絵という形式を取りながら、それぞれの特徴が際立ています。



それは向けられている視線の違いです。


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喜多川歌麿は町の娘たちのふとした仕草に、葛飾北斎は美しく大いなる自然に、歌川国芳は通常の浮世絵のサイズには収まらない「三枚絵」という横長の画面にと。


ですが、共通している傾向もあります。


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それは驚くほど人体を軽視している点です。喜多川歌麿や東洲斎写楽は着物の柄を執拗に描き出している半面で人体の描写に関してあっさりとしています。



葛飾北斎や歌川広重の風景画では、画面の中に描かれた人間そのものが小さいのです。



「人間に関心が無いのか・・・」



しかし、彼らは衣服や自然など人間を取り巻く物質に強調を強めることで、人間の存在のはかなさや小ささを照らし出そうとしたのかもしれません。



季節が変わっていくように、人体もやがては滅び土に返っていく。人間の軽い描写は当時の死生観を反映したものだったのかもしれません。


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そうした中で異端だったのが、歌川国芳です。彼は人間と衣服、自然を見事に画面の中に統一してみせました。


人間と共に妖怪や動物などを美しい色彩と構図で丹念に描き出しています。



それは、きっと現実を描き出していた他の4人とは違い、彼だけが虚構の世界を構築していたからかもしれません。


想像力を育てていくもの、それは虚構だからなのです。