そして男は時計を捨てた・・・ひとり編集長の冒険

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Picture book 「 家族を想うとき」

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「家族を想うとき」 (2019年イギリス、フランス、ベルギ-映画 監督 ケン・ロ-チ 主演 クリス・ヒッチェン デビ-・ハニーウッド)



父のリッキーはマイホームを建てることを夢見る真面目な労働者、母のアビ-はパ-トタイムの介護ヘルパ-。2人には16歳の長男セブと12歳の長女ジェ-ンの子供がいます。



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リッキーは銀行と住宅金融の破綻によって住宅ロ-ンを組むことが出来なくなり、職を転々とする身です。彼は心機一転、自由な働き方が選択出来て、頑張れば頑張った分ほど稼げるという運送会社とフランチャイズの契約を結び、個人事業主の宅配ドライバ-となります。



しかし、現実は違っていました・・・



毎日、長時間労働が強いられ、代替え要因無しに休むと高額の罰金がペナルティーとして科せられるブラック労働だったのです。妻のアビ-の介護ヘルパ-の仕事も重労働でありながら安い給料で、日々悩みを抱えていました。



それでも2人は夢のマイホームのために必死で働きます。しかし家族のための仕事がやがて家族をバラバラにしていきます。長男のセブが学校で問題を起こしてしまい、学校から呼び出されてもリッキーは仕事のために行くことが出来ず、セブは停学処分になってしまいます・・・



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長時間労働や家族の崩壊というテ-マは、ここ日本でも共通のテ-マです。そして本作で描かれるフランチャイズという働き方。実質は労働者でありながらも権利のない「個人事業主」として働かせ、利益の大半を搾取する契約は、雇う側にとって最も都合の良い働かせ方であり、それは国境を超えて広がっているのかもしれません。



ケン・ロ-チ監督はもがいても、もがいても貧困から抜け出せずに追いつめられていく労働者が資本主義と新自由主義の狭間に飲み込まれ、苦しみ悩み葛藤する姿を本作で描き出しています。



そこにはヒ-ロ-もハッピーエンドもない、一個人と家族、ただ破壊され続ける現実だけがあるのです。



監督は観ている者にきっとこう問いかけています。



「あなたはどうしますか?」と・・・