そして男は時計を捨てた・・・ひとり編集長の冒険

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難しさと可能性の先 アイヌ主題の作品



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アニメ化もされた漫画「ゴ-ルデンカムイ」や直木賞に決まった小説「熱源」など、今、アイヌ民族を描いた作品が人気を集めているといいます。多くの読者たちが理解を深めるきっかけとなる一方で、描き方によっては差別を助長することにもなりかねない、創作には難しさと可能性が同居します。



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漫画家手塚治虫は、19世紀の北海道が舞台の自身の漫画「シュマリ」のあとがきにこう記しています。



「アイヌ民族問題は、一朝一夕に理解できるほどの簡単なものではなく、また漫画に取り上げられるような問題でもない」



同作で自身が構想していた中心テ-マである「アイヌ民族の歴史的悲劇」を断念したといいます。



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「シュマリ」などの過去の作品の特徴として、和人の主人公がアイヌ社会に紛れ込み、同情的に振る舞う場面が見受けられます。不用意な描き方をしないように配慮をにじませたアイヌ民族を受動的で可哀想な存在と提示してきたのです。



そして時が経ち今、新たな試みが出てきています。



日露戦争後の北海道が舞台の人気漫画「ゴ-ルデンカムイ」。この作品は作者の野田サトルさんが当事者たちに協力を仰ぎ、資料調査に努めています。主人公と旅をするアイヌ民族の少女も受動的ではなく主体的に動き、主人公と助け合っています。



また、アイヌ民族の伝統と現代の苦悩を描く漫画「アコロコタン」は1話ごとに解説を詳しくのせています。作者の成田英敏さんは30年前からアイヌ民族が主題の作品を構想して、勉強を重ね、今ではアイヌ語の講師を務めます。


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これまでアイヌ民族だと明かした作家は北海道内で活動した鳩沢佐美夫(1935~1971年)らわずかしかいません。通称「アイヌ新法」が執行され、国立アイヌ民族博物館などで構成する「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が今春に開業されます。



ブ-ムの中で当事者の存在を意識して、どのような物語を紡いでいくのか、表現のあり方が問われているのかもしれません。


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