そして男は時計を捨てた・・・

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Picture book 「 山中静夫氏の尊厳死」

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「山中静夫氏の尊厳死」 (2020年日本 監督 村橋明郎 主演 中村梅雀 津田寛治)




作家で内科医の南木佳士の原作を長野県佐久市で撮りあげた村橋明郎監督の理想を込めた本作。



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静岡在住のガン末期患者の山中静夫(中村梅雀)は生まれ育った信州で死にたいと、妻つね子(高畑淳子)に逆らって佐久の病院へ行きます。医師の今井俊行(津田寛治)が山中を受け入れます。入院した山中は毎日外出をします。



何故、山中は外出をするのか?



山中は自分が入る墓を親兄弟の墓のそばに作っていたのです。今井はそれを認め、やがて二人の間には信頼感が生まれていきます。今井自身疲労感が募っていく中で、山中の痛みを和らげていくのですが・・・。



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故郷の山である浅間山が山中の最期を優しく包みこむように画面に映し出されていきます。生真面目な男が余命わずかと知ったとき、それを受け入れようと、人生ではじめて自分自身の考えで反乱します。




患者を励ましつつ昼も夜も死と向き合い続けた医者が心身をすり減らしていく厳しさ。俳優二人によって生と死とが対比されていきます。その他にも、山中の幼馴染み、墓作りを励ます老女、きつい口調だが夫を愛し続けた妻、さまざまな人間模様も描かれます。




今井の病院での人間味ある働きと家庭でのうつの症状を支える妻と息子、そして尊厳という言葉のもとに人間らしく死を迎えることと人間らしく生きることを身近に感じさせ、そこには優しい日差しが射し込んでいるのです。