そして男は時計を捨てた・・・

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社会を映し出すこどもたちの姿

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半世紀以上もの間、130カ国近くを回り、世界の子供たちの姿を撮り続けている写真家がいます。写真家の田沼武能さんです。2020年、文化勲章受賞記念として、写真集「未来へ架ける 世界のこども」を出版しました。


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写真集を開いてまず目に飛び込んでくるのは、ノルウェ-の赤ん坊のかわいい寝姿、力を合わせて働くジンバブエの子供たち、イラクなどの戦争や飢餓下を生きる子供の写真が続きます。



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田沼さんは、戦後すぐに日本の子供を撮りはじめ、1966年からは「子供は社会を映す鏡」と考え、世界の子供を撮っています。1984年からはユニセフ親善大使の黒柳徹子さんに同行取材し、数々の悲惨な現実を伝えてきました。



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隣国エチオピアに逃げてきたソマリア難民の少女の写真があります。戦乱と飢餓から逃れた先のエチオピアには、30年間の内戦と干ばつによって国中に避難民が溢れかえっていました。




痩せ細った子供たちの体は骨と皮だけで、あばらや膝の皿は浮き出ており、多くの子供たちは栄養失調によって抵抗力を失い、下痢を引き起こします。食べても栄養が取れず生き延びることが出来ないまま亡くなっていきます。



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ゲリラによって両腕を切り取られてしまったアンゴラの少女、ベトナム戦争時にアメリカ軍が撒いた枯れ葉剤によって無眼球で生まれてきたベトナムの少女、遊牧中に地雷に触れてしまい片足を失ったアフガニスタンの少年・・・




世界から戦争が無くならないのは、戦争を仕掛け、それによって利益を得る国や商人が存在すること、武器を売る者を止めない限りは、世界から戦争が無くなることはないのでしょう。



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しかし、子供たちは絶望しません。その逆に子供たちから励まされるのです。どんなに目の前に過酷で厳しい現実があろうとも、それでもなお子供たちは生きようとします。それを見て先に大人たちが絶望してはいけないのです。




田沼さんは撮影で大事にしてきたことがあるといいます。それは、「ともに考え、ともに苦しい時代を分かち合うこと、そうして前へと進んでいきたい」と。



田沼さんは91歳になる今年も、海外取材を検討していらっしゃるといいます。