そして男は時計を捨てた・・・ひとり編集長の冒険

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Picture book 「 ケ-キの切れない非行少年たち」

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「ケ-キの切れない非行少年たち」 (著・宮口幸治 新潮新書)



とても変わったタイトルの本ですが、中身はいたってまじめです。著者は大学で臨床心理を教えている児童精神科医。かつて法務省技官として6年間ほど、医療少年院で非行少年たちの治療にあたってきました。



少年院で粗暴な言動の少年を面接したとき、宮口は「丸いケ-キを3等分する」という問題を出しました。少年は悩んだ末、最初に2等分して、片方をもう2等分するなどし、この問題を答えることが出来なかったそうです。



宮口は多くの非行少年に軽度の知的障害があることを発見します。それまで知的には問題がないとされ、それこそ「不真面目だ!」「やる気がない!」と思われてきた少年たち。


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こうした少年たちが、どれだけ多くの挫折を経験し、そしてこの社会がどれだけ生きにくかったか、少年たちに反省を促すよりも、まずは本人たちの認知力を向上させることの方が重要だと宮口は力説します。



この著書が感動的なのは、少年たちの変化の瞬間です。少年院の認知力向上ドリルに、少年たちは全くやる気を示しません。しかし宮口が「僕の代わりにやってくれ」とさじを投げたとき、少年たちは「僕がやる」「僕が」と競うように前へ出てくる描写です。



誰もが人から認められたいという思いを強く持っています。最初はケ-キをうまく切ることが出来なかった非行少年たちも本当はうまくケ-キを切ることは出来るのです。

◎過去記事の方もたくさんありますので是非、ご覧ください!訪問して下さってありがとうございます😉