そして男は時計を捨てた・・・ひとり編集長の冒険

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スイス国民がこよなく愛する味

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みなさんは、「エスカラ-ト」というお祭りを知っていますか?このお祭り、北欧スイスのジュネ-ブで毎年12月中旬に行われる地元住民が1年で最も楽しみにしているお祭りといわれます。



1602年の12月の真夜中に、敵軍がはしごを掛けてジュネ-ブの城壁を乗り越え、侵攻を試みました。しかし、自宅で野菜スープを大鍋で作っていた女性がこれをすばやく察知し、熱く煮えたぎるスープを鍋ごと兵士たちに浴びせかけ、敵軍の撤退のきっかけになったという伝説にちなむ祭りです。お祭りの時には、この伝説の大鍋がチョコで作られ、子供たちはこう勇ましく掛け声を挙げます!


「こうして敵は蹴散らされたのだ!!」


その後、チョコ鍋に棒が振り下ろされ粉々に砕けたチョコ鍋の欠片に子供たちはわれ先と手を伸ばします。まるで日本の鏡開きに似ています。


チョコを流し込む鍋の型は工房で働く職人たちによって毎年、祭り前の11月から製造が始まります。型は手の平サイズから、大人が両手で抱えなければ持てないサイズまで、様々な大きさの鍋が作られるのです。


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溶かしたチョコを、鍋の型の周りに塗りかさねていき、冷蔵庫で冷し、小鍋はそれを2回、大鍋は3回と繰り返します。鍋の蓋も鍋底の脚も全てチョコ使用で、少しでも気を抜く瞬間があると、いとも容易く壊れてしまうという、きわめて集中力が試される作業です。


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へぇ~


スイス人の1人あたりの年間のチョコ消費量は約10キロ、これは日本人の年間チョコ消費量の約2キロに対して5倍です。つまりスイス人は世界屈指のチョコ好きなのです。スイスでのチョコ生産が本格的に始まったのは1819年、最初の機械化された工場が出来ました。19世紀後半には、チョコ業界でスイスの名声を確かなものにした2つの発明が生まれました。



酪農大国ならではの牛乳を混ぜ込んだミルクチョコレートと、滑らかさと口どけの良さを生み出すため材料をかき回すコンチングと呼ばれる製法です。



スイスは時計や製薬、そして金融でも世界に名をはせていますが、チョコ作りは温度への気配りなど繊細さが身の上、それは根気強さと精緻な作業が求められる時計作りと一緒です。スイスで作られたチョコは約7割が世界約150ヵ国に輸出されています。


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しかし、チョコに光の面もあれば影の面もあります。それはチョコの原材料であるカカオを巡る問題です。カカオの産地では不当に安く買い叩かれることによって農家が貧困にあえぎ、児童労働も絶えません。


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国を代表する産業へと名を連ねたスイスのチョコ業界、きっと勤勉で実直なスイスの気風が産業の発展に寄与したのかもしれません。スイスでは飲食店でコ-ヒ-を頼むと、小さなチョコが添えられているそうです。


小さい時に大好きだったチョコも大人になるにつれ食べなくなっていっていきました・・・以前は素通りしていたスーパ-のチョコの棚を見たら、思わず手を伸ばしてしまうかも?!記事を書きながらそう思っています・・・