そして男は時計を捨てた・・・

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日本古来から続いている鉄の文化 島根県奥出雲町

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日本刀といえば、昔はサムライが戦う時の武器でした。今や、武器であった刀はその美しさから美術品として、世界中に大勢、ファンを作り出しました。



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日本刀は鉄で出来ています。武器なのですから、戦いの最中にポキッと折れてしまうようでは困ります。なので、鉄は鉄でも丈夫で、粘り強く特別な鉄で作らなければならないのです。その特別な鉄を玉鋼というのです。島根県奥出雲町大呂の日刀保たたらでは、その玉鋼をたたら製鉄で作っています。



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たたら製鉄は昔からある日本独自の製鉄技法で、伝統的な技を用いて国内で行っているのは日刀保たたらのみです。そこで完成した玉鋼は全国の刀匠、刀を作る人へ送られるのです。



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玉鋼は砂鉄と木炭を原料として作られます。奥出雲は、今から1300年前の奈良時代から鉄づくりの一大拠点であり、品質の良い砂鉄が採れたのです。今も毎年冬にはたたら製鉄が行われ、3日3晩、砂鉄と木炭を粘土で作った炉に投入します。作業の最後に炉を壊すと、真っ赤な鉄の塊である「ケラ」が姿を現し、そのケラを冷まして割った時に、内部から美しい輝きを放つ玉鋼が出てくるのです。



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島根県奥出雲町には、広大な棚田が広がっていてその多くは、昔の人たちが行った鉄穴流しによって生み出されました。



鉄穴流しとは山を切り崩し、土を水に流して、土の中の砂鉄を採る作業です。砂鉄はたたら製鉄の原料に使われます。約500年間も、砂鉄を採るために山や丘を切り崩したのですから、当然、地形は変わります。そうした場所はやがて田んぼに使われるようになり今、棚田となっているのです。




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その棚田では、奥出雲の特産品である仁多米が栽培されていて、とてもおいしいお米として知られています。昔の人たちは自然をうまく利用しながら、砂鉄を採るだけでなく、田んぼや米を生み出し、恵み豊かな土地にしたのです。



たたらにまつわる奥出雲の農業は、全国的にも大切な遺産となっているのです。


そして、鉄は私たちの生命にも深く関わっていて、鉄が無ければ生きてはいけないのです。それには理由が存在します。



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地球の中心にあるたくさんの鉄は、巨大な磁石の働きをしています。N極とS極。この磁力が働く空間の磁場がとても大切なのです。磁場は宇宙から降り注いで、生き物に対して害をもたらす放射線をさえぎっているのです。


地球の表面に危険な放射線が届かず、人間をはじめとした多くの生き物が安全に暮らせる環境を鉄は作っています。その磁場の源になっているのが鉄なのです。



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その他にも、私たちは鉄を利用することで命を保っています。血の色が赤いのは、血液の中のヘモグロビンが赤いためです。ヘモグロビンは息を吸い取り入れた酸素を体の隅々まで運ぶ役割を果たします。そのヘモグロビンの中心は鉄です。



鉄を十分に取らないと、貧血になってしまいます。鉄が不足すると、血液中のヘモグロビンの役割は弱くなり、体が酸素不足になります。私たち哺乳動物だけでなく、魚も鳥も血が赤いのはヘモグロビンがあるからです。



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地球上のほとんど全ての生き物にいえることは、鉄が無ければ生きてはいけない!ということなのです。