そして男は時計を捨てた・・・

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Picture book 「 モモ」

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「モモ」 (著・ミヒャエル・エンデ 訳・大島かおり 岩波書店)



邦訳刊行から44年もの間、長く読み継がれてきたこの本は、2020年、ベストセラー入りをしているといいます。今年3月からの発行部数は10万部に達しました。なんでも「巣籠もり」の中で新聞、雑誌で多くの人が「好きな本」としてあげた影響があるそうです。8月にはNHK・Eテレの「100分de名著」にも取り上げられました。



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小さな町に一人で暮らす少女モモが、時間泥棒である「灰色の男たち」と対決し、盗まれた人々の時間を取り戻す物語です。



この本の中で、改めて気付かされる言葉があります。それは、モモの親友である老いた道路掃除夫のペッポが話す仕事の哲学です。



「1度に道路全部のことを考えてはいかん、分かるかな? 次の一歩のことだけ、次のひと呼吸のことだけを考えるんだ」


「すると楽しくなってくる。これが大事なんだな」



このペッポの言葉は、子供の時に読むと気付きませんが、大人になった今、含畜のある言葉だということに気付かされます。



「灰色の男たち」は、町の人々に言葉巧みに時間の節約を促します。町の人々は皆が忙しく働き、客とのおしゃべりも無く、効率第一になります。



そして人々が節約した時間はどうなってしまったのか?



そのすべてを「灰色の男たち」がかすめ取ってしまい、人々の手には何も残らなかったのです・・・



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作者のミヒャエル・エンデは本の中で、鋭い文明への批判を行っていたのです。経済から人間らしい余裕を奪わないで欲しいと。


この本は時を超えた「時間の物語」です。