そして男は時計を捨てた・・・

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Picture book 「 東條英機「独裁者」を演じた男」

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「東條英機「独裁者」を演じた男」 (著・一ノ瀬俊也 文春新書)



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東條英機(1884~1948)は、太平洋戦争を始めた首相として、敗戦後、戦犯として死刑になった人物として有名です。



しかし、東條英機の伝記的研究はごく少なく、そしてそれらは、彼に関わった関係者の証言を主な材料とするか、首相時代に焦点を絞る形になっていました。



そうした中で、この本の最大の特徴ともいえるのが、従来は使われていなかった史料を徹底的にかき集めて、具体的な事例を取り上げ、史料の裏付けを取って論じていくという、歴史のスタイルを、東條英機の幼少時代から晩年まで生涯すべてに渡って徹底させたことにあります。



そして、その結果として、従来知られていた東條英機の逸話の数々の本当の意味が次々と明かされていくのです。



本書の冒頭に、首相時代の東條が町のごみ箱から野菜の切れ端をつかみ出して、「この葉は食えないのか?」と聞いたという逸話もその一つといえます。東條は、大衆から親しまれる指導者像づくりに懸命に励んでいたのです。



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戦前、戦後の日本の悪は東條一人に集約されてしまうことが多いです。つまり、あの時、東條さえいなければ、という話になるのです。



東條があのタイミングで首相となり、その首相の椅子に3年近くも座り続けられたのは、東條ひいては日本陸軍に対しての国民の熱烈な支持があったからこそであって、敗戦後、東條に悪が集約されていってしまったのは、そのことの裏返しだったかもしれないことも本書で示されています。



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本書は、私たちが東條英機という人間のごく一面しか知らず、戦前、戦後の日本について、まだまだある種の先入観にとらわれていることを教えてくれています。

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