そして男は時計を捨てた・・・

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秋の味覚といえば、サンマ!けれど・・・

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「秋の味覚」といえば「サンマ」です!しかし2020年の今年は少し趣が違うようです。今年はサンマ漁の解禁当初から漁獲は不振にあえぎ、7月に東京豊洲市場に初入荷したサンマの卸値は1キロあたり10万円、1尾1万2500円の史上最高値がつきました。



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その後も漁獲は伸び悩み、北海道や三陸の主要6港の9月末までの水揚げ量は1189トン、大不漁だった昨年の3/1以下へと減少しました。そして、このまま推移していってしまうと、2020年の日本のサンマの漁獲量は、昨年度の4万6000トンを下回る史上最低になるかもしれません。


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サンマは北太平洋全体の広い海域に生息しています。6月~7月には東経160度よりも東側に分布し、8月になると徐々に西側へと移動回遊し、9月には千島列島から道東沖へ、10月には三陸沖、11月~12月には茨城から千葉県沖へと南下していきます。



1980年代以前は日本と現在のロシアだけが主に自国の200海里水域内で漁獲していたのですが、近年は台湾、韓国、中国などが沖の公海上での漁獲を急増させています。そして、2013年には台湾が日本の漁獲量を追い越し、2000年に76%あった日本の漁獲量の割合は2018年には29%にまで落ち込んでしまったのです。


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なぜ近年、サンマが不漁になってしまったのか?


その原因に3つの説が立てられています。




1. 外国船の先取り説

2. 回遊ルートの沖合説

3. レジ-ムシフト説



1の先取り説は、外国船が公海上で先取りしてしまうため資源が減ったといわれる説です。しかし、サンマの全体資源量に対しての割合は、まだ13%という低い水準なので、少し、この説には無理があります。



2の回遊ルート沖合化説とは、日本近海の温暖化によって、サンマが沖を南下していくために不漁になったとする説です。日本船だけで見ればその傾向は見られます。しかし、そうすると不漁の年には沖合の外国船も同じく不漁になるはずなので、この説もどうかと思います。



3のレジ-ムシフト説、レジ-ムシフトとは、大気、海洋、海洋生態系が一体となり数十年の間に不連続的に変化していく現象です。20年、50年規模で海が温暖化したり寒冷化したりすることが知られています。


このレジ-ムシフトという海洋環境変動によって、それぞれの魚の生き残る率は変化し、変動に会わせてマイワシ→サンマ→マアジ→マサバ→マイワシと増加していく魚の種類が順番に交代していきます。


今現在、サンマとマアジは減少し、マサバとマイワシは増加しています。


日本船だけがサンマを漁獲していた1950~1960年代ですら、50万トンから7万トンへ減少したことがあります。それは、サンマはそれだけ自然変動する魚であることを示しています。



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低水準期にあると思われる今、サンマに対しては漁獲圧力を弱めて、次にくる増大期を待つことも大切かもしれません。2015年には先程のサンマ漁業国にアメリカとカナダを加えた8ヵ国の参加で北太平洋漁業委員会(NPEC)がスタ-トして、国際的な漁獲規制に乗り出しました。



それは、北太平洋のサンマは諸外国の漁獲参入によって、もはや日本だけでは決めることが出来なくなった国際資源の管理漁種になってしまったことを言っているのかもしれません・・・