そして男は時計を捨てた・・・ひとり編集長の冒険

ブログ「そして男は時計を捨てた・・・」は、 みなさんの知らなかった知識や情報入手をお手伝いしていきます。ぜひこのブログを活用して、みんなで勉強していきましょう!画像のないテキスト中心のブログです👍毎日、記事更新中!土、日は更新多めです。たくさん更新するよ😚いろんな人たちにシェアしていってください👍1万記事を目指してひとり編集長はがんばります❗編集長と一緒に冒険しよう😊 

Picture book 「 メディアが動かすアメリカ」

f:id:Cupidpsyche:20201101133438j:plain



「メディアが動かすアメリカ」 (著 渡辺将人 ちくま新書)



f:id:Cupidpsyche:20201101133747j:plain



今、アメリカ社会の分裂ぶりはすさまじいものがあります。保守派とリベラル派が同居するアメリカを見つめれば、アメリカという1つの国の中に別々の2つの国。そうなってしまった要因は様々ですが、それを伝えるメディアの責任も大きいのです。


私たちはアメリカメディアが送り出す情報をもとにして、アメリカの現状を知ることになるのです。



本書の著者は、これまでもアメリカ大統領選の集客戦略などについて、現場での実体験をもとに優れた様々な論考を数多く発表し、学会賞も受賞しています。テレビ報道の歴史、広報とジャ-ナリズムの関係性を逸話を随所に散りばめながら展開していく本書はまるでテレビのドキュメンタリ-番組を見ているようです。



討論型報道番組や政治的イデオロギーの商品化など、アメリカの状況は現在の日本メディアの事情を先取りしているかのようです。しかし、アメリカと日本が違う面もあります。


例えば「アナウンサ-」や「キャスタ-」のイメ-ジは両国では大きく異なります。アメリカでは政治を風刺するコメディ-が大人気ですが、日本ではまだまだ敬遠されがちです。



本書では他にもエスニックメディアの現状を取り上げます。移民大国であるアメリカでは英語以外の言語を用いたメディアも発達し、独自の言論の空間を形勢しています。



例えば、中華系のコミュニティやメディアにおいては、近年強国化した中国本土からの新しい移民の影響力が急速に強まっている点を著者は指摘します。



保守派、リベラル派のどちらにも肩入れすることなく、公平な立場からアメリカの民主政治とそれを取り巻くメディアの関係性を描き出すことに本書は成功していると思います。