そして男は時計を捨てた・・・

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Picture book 「 マルジナリアでつかまえて」

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「マルジナリアでつかまえて」 (著・山本貴光 本の雑誌社)


著者によれば、人類は大きく2つに分けられるといいます。それは「本を読む者」と「本を読まない者」に。そして、「本を読む者」はさらに2つに分けられる。さらに分けられるとは? そう・・・


「本に書き込みをする者」と「本に書き込みをしない者」にと。 


タイトルにある「マルジナリア」とは本の余白に記す書き込みのこと。そして本書はその面白さを具体的な実例と逸話によって楽しく紹介していきます。


かつて本を読まなかった者が本を読む者になった時、本に書き込みをするようになるのか?


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最初に登場するのは、文豪夏目漱石。小説の中にひどい登場人物が出てくると「Bad,bad,bad, bad man!」などと興奮でもしているかのように書き込んでいます。あの文豪がとてつもなくくだらない書き込みをしていると肩の力が抜けてきそう・・・



そして、読書をきっかけにして、漱石はいろいろなことを考え思いついています。書き込みがされた本は、本自体の面白さに漱石自身の書き込みの面白さもプラスされて、なおさら面白いのです。


他にも、和辻哲郎、石井桃子、フェルマ-、モンテ-ニュ、ナボコフといった人たちの書き込みが紹介されています。



けれど、自分が本に何かを書き込むことに価値なんてあるのだろうか? 著者はこう書いています。「ある文章を読む。そんなことでもなければ思い出すことさえなかった考えが浮かぶ」


読書とは本に書いてあることを頭の中にただ入れることだけではなく、読書の面白さの半分は、自分の中から沸き上がってくるものにあるのかもしれません。


カフカはこう言っています。


「自分の城の中にある、自分でもまだ知らない空間。それを開く鍵のような働きが、多くの本にはあるのだ。」


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さぁ、これからは読書をする時はペンを握ろう!