そして男は時計を捨てた・・・

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書店業界に彗星の如く現れた「鬼滅の刃」という救世主

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出版不況にあえぐ書店市場が、4年ぶりに拡大する見通しです。


ネット書店や電子書籍市場の台頭に押される「街の本屋」を救った救世主は、新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり需要」と、映画の大ヒットなどで一大ブームを巻き起こした漫画「鬼滅の刃」の特需です。本日4日発売のシリーズ最終巻となる23巻は予約が殺到し、各地の書店が対応に追われています。


帝国データバンクによると、2019年の書店市場規模は1兆2186億円で、3年連続で減少しました。10年前の7割強の水準に落ち込んでしまったのです。


ところが、出版取り次ぎ大手の日本出版販売によると、今年5〜10月の店頭売り上げは前年超となり、映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が公開された10月の漫画の売り上げは前年比で約1.5倍に達しました。


帝国データバンクの担当者は「コロナ禍で実用書や文庫、漫画などの売り上げが伸び、『鬼滅』が後押しした」と分析しています。



八重洲ブックセンター(東京)では、最終巻の予約数が2000冊近くに上っており、担当者は「これだけの予約は史上初ではないか」と話します。



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こうした状況を想定して、同社は感染防止で来店を減らしてもらうため、インターネットのみで予約を受け付けました。ブックファースト新宿店(東京)では4日、営業時間前の午前8時から店舗前にレジを置き、最終巻を特別に販売しました。


石川県津幡町の「スガイ書店」では約50冊の予約注文があり、キャラクターをあしらった消しゴムが数日で完売する状態です。店員は「関連商品を含め、仕入れたら全部売れてしまう」と反響の大きさに驚いているようです。


他の漫画作品もよく売れているといい、「コロナ禍以降の売り上げは全体的に良い。特に『鬼滅』効果で漫画を買う人が増えている」と話しています。