そして男は時計を捨てた・・・はてなブログシェア版

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「明けましておめでとうございます」を何日まで言いますか?

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「明けましておめでとうございます」は、無事に年明けを迎えられたことを祝うお正月のあいさつです。そして年賀状や人と会った際に新年を祝うこのおなじみの言葉は、一体いつまで使ってもよいものなのでしょうか?


現代では「御年賀」「御年始」「年始回り」といえば、年頭のあいさつとしてご近所や友人、知人、世話になった人などのところを訪ねること、また新年を祝うために贈る品物のことを指すのです。


そしてこの年賀の言葉を書いて送るはがきが、「年賀状(年始状)」なのです。


夏目漱石の『我輩は猫である』の中に「何でも年賀の客を受けて酒の相手をするのが厭らしい」という一説が出てきます。年賀とはもともと、相手の家を訪問して直接会ってあいさつを交わしたのが始まりとされているのです。


また「賀詞」とは祝意を表す言葉のことで、年始のあいさつや年賀状に用いられる賀詞のひとつが「明けましておめでとうございます」なのです。



年神様を迎えるために門松や松飾りを飾っておく期間である「松の内」は、本来は1月15日まででしたが、江戸時代に1月7日までとするようになり、現在は1月7日までというのが一般的です(関西では伝統を守り15日)。



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年賀状の期間は、年明けの1月1日からこの松の内までになります(※松の内が明けてから、2月4日頃の立春までの間は「寒中見舞い」、立春を過ぎたら「余寒見舞い」とするのが一般的です)。


その年賀のあいさつとして述べられる「明けましておめでとうございます」は、年賀状の期間を考えると、使う時期は同じことがいえると思われます。つまり、松の内あたりまでに使うのが一般的であり自然な感覚といえます。


ただし年賀状と違って、会ってのあいさつなどは、松の内が過ぎてもまだ数日は交わされてもおかしいものではないかもしれません。


また松の内を過ぎたら、賀詞は使わず「今年も宜しくお願いいたします」とだけ伝えたり、「遅れましたが明けましておめでとうございます」と添えるのもよいかもしれません。


1月に最初に会う人とのあいさつとして、年明け・元旦に近い意味や雰囲気がある「明けましておめでとうございます」の代わりに、同じ意味合いで「年が(年号が)新しくなりましたね」「新しい年を迎えましたね」などと表現を変えるもいいかもしれません。


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ではこの年賀状の風習というものがいつ頃からはじまり、その頃はどのような言葉が用いられていたのでしょうか。諸説あるようですが、『手紙の歴史』(1976年発行 小松茂美著)には次のように書かれています。


「わが国の年中行事のすべては、奈良時代、唐儀に倣うもの。とすれば、すでにその発生は、奈良朝にさかのぼるものではなかったか。だが、いま、当時の年賀の手紙は、残されていない。……中略……もう一通。これは、藤原忠親の『貴嶺問答』に見えるもの。十二世紀半ばころの、これまた男性の年賀状。
『手紙の歴史』(1976年発行 小松茂美著)”」とあります。



「年首御慶、承悦無極。……」という年賀状の例があげられていますが、この「年首御慶」は、「新年おめでとうございます」の意味です。


・年首 …… 一年のはじめ、年始。年頭の意
・御慶 …… 御慶おんよろこびの意
・承悦(じょうえつ、しょうえつとも) …… 手紙をもらったことへの感謝や喜びを表わす語で、返信に用いる
・無極 …… 限りのないこと。極まりないことの意


なので、現代的に読みと、「年首(としのはじめの)御慶(ぎょけい)、承(しょう)悦(えつ)極まり無し」となり、年の初めに年賀状をいただいたことに対して返信として、心うれしく承り、喜び、感謝の気持ちが極まりない、というような意味になるのです。


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普段何気なく用いられている年賀の言葉も知ることが出来れば奥深いものです。


会えないからこそ、そのひと言ひと言がより心に響く手紙。年賀状や年賀の言葉はその年に一番初めに手に取るもの、贈るものなのです😊