サブテラニアン…
私はここにいるから、お探しにはならぬよう…
自分でそうしたのだから、放っておいてほしい…
闇夜に響く靴音…
サブテラニアン…
サブテラニアンの壁には、たずね人のポスター
あいつもこいつも、ほんとうは帰りたそうな顔して
とくに冷える今夜は、火種になるから
一枚、一枚破り捨てて、マッチをすったら、さぁパパとママのもとへお帰り…
サブテラニアン…
地下につづく長い道
何百年も放ったらかしにされたサブテラニアンの死骸
たどり着く先は迷宮…
それとも、神殿…
ならば、足元をけだるく流れていく汚水は道しるべの水か…
こっちへおいで…こっちへおいで…
サブテラニアン…
今日もひとり、ふたり…お探しにならぬよう…
サブテラニアンのつまらぬ戯言
放っておくにはいささか美しい人もまぎれたりして…
地上の記憶が思い起こされ、つい呼び止めたくなった…
アンタ、誰だ?
よくよく、見れば…アンタも同じ、サブテラニアンだね…