世界中を見渡せば、
そこには見なれないものがいっぱいあることを教えてくれた…
文化?
伝統…
宗教?
思想…
どれでもお好きなものをお好きなぶんだけ…
言葉がいっぱい…顔がいっぱい…
勉強したい…触れてみたい…
それはほんの興味本位
もし、勉強して…触れてみて…
それだけならいいけれど
浸かってはいけないよ…どっぷりと…
異文化に目が向くようになれば、
偏狭なナショナリズムが台頭する
歴史は語りかけ…
書物は語りかけ…
ナショナリズムは戦争
ナショナリズムは分断
ナショナリズムは悲惨
ほら、今君のとなりにいるナショナリズム…
丸メガネをかけたロックスターがかつて平和を歌った…
世界中が彼を大好きだったけれど…
どうやら、もう歌に力は宿らないようだ…
聞こえる前にはじけてしまうシャボン玉
ごらんよ、この荒れ地の世界を…
もう、世界中がその姿を道化に変えてしまったんだ…
偏狭なナショナリズムが台頭する
食い散らされた世界に痩せた君の姿は不気味なほど、よく似合って…
それでいて、勇ましい…
君は教養を身につけて、生まれ変わり、この世に新しく登場したナショナリズム…
そして、こうすることが一番正しいのだと言う…
君はリーダーになりたいの?
この荒れ果てた世界の…
歌や言葉でも変えられないものがあるとするなら、
その手に持っているものは何なの?