太陽の匂いを知っている?
ほんとに知っている?
君が今までずっとどこにも出なかったのは、冬のせいにできるけれど、
ドアの向こう、季節は春
すぐそこに春
いろんな人に出会いたい…芸術家以外の誰かに…
その願いは叶えられる
外は危険がいっぱいあるけれど、
君が思うより、ずっと外は怖くない…街も人も怖くはない
自分自身に向き合う時間が長すぎただけ
それを人は仕事ともいう
長い間、ご苦労さま…
再び読むことのない本なんか閉じるべきと、
再び描くことのない絵なんか破るべきと、
芸術家はなぜに言ってくれなかった…
答えはそこにない
答えは内にはない
答えはいつも外にある
冬を終わらせるのは自分自身
春を始めるのも自分自身
積み上げられた自分を守る言葉たち
いまさらもう、芸術家の助けなんていらない…
いっそ、それならば…
もう、これ以上パーティーなんて、ごめんだ…
ぼくは芸術とあまりに戯れすぎた男…