サツマイモ ｢花粉 症 改善｣に 効果が ある意外な 根拠
川本 徹：消化器専門医
今年は、過去10年で最も花粉の飛散量が多いと予測されています。どうすれば、今年の花粉シーズンを乗り切れるのか。その秘策は「腸」にあると語るのは、消化器専門医の川本徹さん。それもヨーグルトを食べるだけで終わるような従来の腸活ではなく、新しく意外な方法こそ効果があると語ります。
川本さんの著書『結局、腸が9割』より、一部抜粋、再編集してお届けします。
今年は、過去10年で最も花粉の飛散量が多いと予測されています。どうすれば、今年の花粉シーズンを乗り切れるのか。その秘策は「腸」にあると語るのは、消化器専門医の川本徹さん。それもヨーグルトを食べるだけで終わるような従来の腸活ではなく、新しく意外な方法こそ効果があると語ります。
川本さんの著書『結局、腸が9割』より、一部抜粋、再編集してお届けします。
＊飛散量が前年比200%になる今年の花粉
「外出するのをためらうほど、猛烈な花粉」
今年の花粉は、こんな表現がぴったりかもしれません。
気象庁の予測だと、関東や東北では花粉の飛散量が昨年比200％になるとのこと。
環境省は、過去10年で最も多い飛散量になると発表しています。
私の患者さんや、身近にいる人たちからも
「今年の花粉症はいつもの何倍もひどい」
「花粉症が始まるのがかなり早かった」
といった声が聞かれます。
まさに、「過去最恐の花粉シーズン」と言っても過言ではないように思います。
花粉症のお薬も数多く出ています。しかし、それに頼れば万全かといえばそうでもないでしょう。薬代もかさみますし、中には眠くなるなど体調の変化を伴うものもあります。できれば、普段の生活の中で改善策を講じていくのが理想的です。
そのために、みなさんにオススメしたいのが「腸活」です。
といっても、「すでにヨーグルトを毎日食べているけど、あんまり効果がないよ」という方もいることでしょう。
私が、「最恐の花粉シーズン」対策としてオススメしたいのは、そうしたありきたりな腸活ではなく、もっと効果が高く、そしてちょっと意外な腸活法です。
＊免疫細胞の7割が腸に集中
ところで、みなさんは、なぜ腸活が花粉症に効くと広く言われているのか、ご存じでしょうか。
それは「免疫力」と腸が深い関係にあるからです。
新型コロナウイルス感染症が流行してから、「免疫力」への注目が格段に高まりました。自身やご家族の免疫力を上げるために、生活習慣などに気をつけている方も多いのではないでしょうか。
免疫力が下がってしまうと、花粉症だけでなく、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるのはもちろんのこと、その他にも私たちの体のさまざまなところに影響が出てしまいます。
●細菌などに弱くなり、食中毒にかかりやすくなる
●肌荒れしやすくなる
●ものもらいや口内炎ができやすくなる
●歯周病にかかりやすくなる
●アレルギー症状が出やすくなる
●がんを発症しやすくなる
免疫力が低下すると、この他にもさまざまな不調が起こる可能性があります。
だからこそ、つねに免疫力の高い状態を維持したいところですが、そのために私たちには何ができるのでしょうか。
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