国民的テレビ番組のNHKの大河ドラマとか朝ドラは、当時みんなが見ていました。しかし、その時間に自分に何か用があって見られないことがあります。テレビには“タイムシフト”が大事だと考えた。
テレビ局が、この時間がいいと思って放送しているけれども、あれはテレビ局が一方的に、ここがいいと思って考えた時間なので、それを自分の都合のいい時間にシフトしてテレビを見る。あらゆるテレビにビデオをつけて、自分の見られないものは録画して、自分の都合のいい時間に見る…“タイムシフト”をして、初めてテレビが完成するのだというのがソニーのコンセプトだった。