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「悪夢をよくみる人」に知ってもらいたい"夢"の話


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「悪夢を よく みる 人」に 知って もらいたい "夢"の 話
松田 英子:東洋大学社会学部社会心理学科教授
 

 

人は一生のうちに6年から7年半もの時間、夢をみているといいます。そして、「みる夢の内容によって、または夢をよくみるかどうかによって、その人の性格や年代がわかる」というのは、夢と睡眠の専門家・松田英子氏です。松田氏の新著『1万人の夢を分析した研究者が教える 今すぐ眠りたくなる夢の話』より、その不思議なメカニズムについてお届けします。

 

 


私たちは通常、起きたあとには夢と現実を区別できますが、夢の中では夢を現実だと思っています。これは、夢をみている間は(脳の中で認知機能を担っている)前頭前野が不活発で、現実との違いを認識できないためです。みなさんにも「夢でよかった~」、あるいは「夢で残念……」という体験があるかもしれませんね。

 

 

 

夢は私たちの記憶の連続性も示しています。

 

 

目覚めているときに入力され、処理した情報を記憶し、整理したのが夢なので、覚醒中と睡眠時の思考には連続性があります。記憶が連続していることが、私が「私」であることを信じられる前提であり、私たちが生まれてから現在までの歴史を示しています。

 

 

つまり、年代による差や成長にともなう変化など、夢は生涯発達やパーソナリティ(性格)の差をはじめとした個人差を反映するからおもしろいのです。その一部を少しご紹介しましょう。

 

 

「夢が記憶に残りやすいか」で性格がわかる

 


その日の睡眠時間にもよりますが、人は毎晩3つから5つくらいの夢をみています。「年に1回夢をみるかどうか」という人も、実は寝ている間に何回も夢をみているのですが、朝起きたときに記憶に残っていないだけです。

 

 

ただ、夢を覚えているかどうかには、大きな個人差があります。夢をみる頻度が少ない人、つまり夢が記憶に残りにくい人を、専門的には「低想起者(ていそうきしゃ)」といいます。低想起者の性格的特性としては、情緒が安定していて、のんびり、穏やか、現実的で、ストレスにも柔軟に対処できる傾向があります。

 

 

反対に夢が記憶に残りやすい人は、ひと晩にみた夢を2つも3つも覚えていることがあります。夢をよく覚えている人は「高想起者(こうそうきしゃ)」といい、平均的には心配性で不安傾向の高い人です。これは、さまざまなことが気になり、夢の中でもなんとか準備しようとしているのではないかと推測します。夢の中でも準備が終わっていない、時間が間に合わない、何度も何度も繰り返して焦る、などがよく報告される内容です。

 

 

このように夢が記憶に残りやすいかどうかをパーソナリティと結びつけたのは、私が学部から大学院時代にかけて実施した、心理検査を用いた調査と睡眠実験によります。

 

 

正確に言えば、普段から夢をよく覚えている5人(高想起群)と、普段の生活でほとんど夢を覚えていない5人(低想起群)を抽出して、「毎晩夢をみているのは間違いないし、実験室でレム睡眠のときに起こせばどちらも夢の内容を報告できるのに、何が違うのだろう?」という発想から比較をおこないました。

なお、被検者のもともとの性格については、心理検査で確認しています。実際どちらのグループも、レム睡眠の時間には統計的に有意な差はなく、いずれのグループも夢を報告できたのですが、違いは「レム密度」でした。

 

 


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