富田靖子デビュー!映画「アイコ十六歳」松下由樹と宮崎萬純も初お目見え 2月27日は富田靖子の誕生日!
製作総監修は大林宣彦、監督は今関あきよし「アイコ十六歳」
トシとって涙モロくなるにも程があるやろ、という話なのだが、最近のワタシは自分の溺愛している映画やドラマを見始めると、オープニングの時点で早々にウルウルしてしまうことがある。
そんな映画のひとつに『アイコ十六歳』(1983年)がある。
原作は名古屋在住の高校生・堀田あけみさんが当時史上最年少で文藝賞を受賞した小説『1980 アイコ十六歳』。そして監督は自主映画界で名を成し、弱冠23歳にして本作で商業映画デビューを果たした今関あきよし氏。
製作総監修には大林宣彦氏、そして脚本には桂千穂氏、内藤誠氏といったベテランが名を連ね、アミューズ・シネマ・シティと中部日本放送の提携により制作された本作は、高校生の登場人物は全て、全国規模で大々的に敢行されたオーディションによって選ばれた。その応募者たるや実に12万7千人。その中から松下幸枝(現・松下由樹)もアイコのクラスメートで同じ弓道部員・りんりん役に選ばれ輝きを放っている他、宮崎萬純も弓道部員の一人として出演している。
そんな並み居る応募者の中から、栄光の主役の座を掴んだのが、我らが冨田靖子(現・富田靖子)である。
冨田靖子演じる “どこにでもいる高校生女子”
この作品の主人公・三田アイコは等身大の高校1年生。中学の時から付き合っている「アイツ」とのことで悩んだり、アイコと同じ弓道部に所属する同級生・紅子のブリッ子ぶり、そしてそんな紅子にデレデレしている男子たちに憤慨したり、あるいは憧れの女性教師の自殺未遂に心乱れたりと、単なる男子の理想像たるヒロインではなく、(同じクラスにいても、きっと男子にとって高嶺の花とはならないような)正に “どこにでもいる高校生女子” である。
富田靖子デビュー!映画「アイコ十六歳」松下由樹と宮崎萬純も初お目見え
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