僕は結局、自由になれなかった…
ごらん、このザマ…
自由に飛ぶには、いささか不器用だったみたいな僕…
鳥になろうとして、なれなかった男…
飛んでいきたい空はあっちに、こっちにあるけれど…
空はどこまでも広くあまりある…
広すぎる空を前にしたら…
地図を持つ者、持たぬ者…
アレコレいろいろ考えて、どこにも飛ばぬ者さえいるよ…
大丈夫…大丈夫…
もう一度…もう一度…
何度でも…今日は背中を押す風が優しく薫って…それが明日には吹きすぎて立ちすくんでしまうけれど…
キミだって選んだならば、飛ばねばならない…それが宿命…
自由になりたい鳥だけが…
明日は飛べる!という声を聞ける…
勇気を出して、朝焼けの中…誰よりも早く起き出して…誰よりも早く駆け出して…
隠した羽を広げ、いざ飛び立てば、なんてキミは鮮やか…
そして、ぶつかって目をまわす空は何色か…